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アロンソ「今年は表彰台も可能。問題はエンジン」

2016年05月04日(水)17:49 pm

フェルナンド・アロンソが、マクラーレン・ホンダが2016年シーズン内に表彰台を目指すことも可能だと語った。

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アロンソは、先週末にソチで行われたF1第4戦ロシアGPで6位入賞を果たし今季初ポイントを獲得した。だがアロンソは、現在のマクラーレン・ホンダのパッケージには、今回の順位ほどの実力がまだ備わっていないのも事実だと母国スペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』に次のように語った。

■ロシアでは運も味方してくれた

「僕たちは今の成り行きには満足しているし、勝利を目指したいと思っている。だけどメルセデスAMGは別のカテゴリーにいるみたいだ」

「2016年は、僕たちはスロースターターだった。でも常にとんとん拍子で改善を続けているよ。1レースごとにね。そして、常に高い期待を抱いている」

そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。

「僕たちが投入した改良パーツはすべて期待通りだった。だけど、ロシアでは幸運にも恵まれた。サーキットが僕たちに味方してくれたし、決勝ではいくつかのアクシデントによって僕たちが利益を得ることができた。それは普通なら起こらないことだ」

だが、少なくとも信頼性の面ではマクラーレン・ホンダにとっていい週末だったことは確かだ。アロンソも「昨年のレースではどのレースでもコインを投げてうまくいくかいかないかを占っていたようなものだった」のに比べれば、2016年のロシアGPは「完ぺき」だったと言えるとコメントしている。

■まずはシャシーを完ぺきなものに

だが、マクラーレン・ホンダにとってのアキレス腱(けん)は今でもホンダのパワーユニットだろうと言われている。そして今年はそのパフォーマンスの改善を行うにはもっと時間がかかりそうだと見られている。

「今後の数レースで、僕たちは空力とシャシーに関して非常に重要なものを手にすることになるだろう。エンジンに関しては今後数レースのうちに重要な改善は何もないと思うけれど、グリッド上で最高のシャシーにするという目標は近づきつつあるよ」

アロンソはそう語ると、次のように続けた。

「バルセロナ(次戦スペインGP/15日決勝)では、僕たちは基本的に新しいクルマで臨むことになる予定なんだ」

「エンジンパワーに何らかの改善が見られるまでは、コーナーをいかに速く抜けるかということを考えることにしよう。シャシーのほうが重要でエンジンの重要性がそれほど高くないサーキットであるバルセロナやモナコ(29日決勝)が近づいている。そこでは僕たちにもいいチャンスが訪れるはずだよ」

■改善さえ進めば表彰台も可能

「もっと改良を進め、少しパワーが改善されれば、ロシアのように6位でゴールすることも比較的簡単になると思うし、2位や3位でフィニッシュできないという理由もないはずさ」

そう述べたアロンソは次のように締めくくっている。

「あと17レースも残っているし、まだ僕たちはあきらめないよ」

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