4度F1王座に輝いた元F1ドライバーのアラン・プロストが、ルノーF1にとって新たにタイトルを獲得することは必ずしも必要なことではないと主張した。
長年F1に取り組んできたルノーは、これまでにエンジンサプライヤーとしてウィリアムズ、ベネトン、レッドブルとともにF1タイトルを獲得。さらにフルワークス体制で臨んでいた2000年代にはフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)によって2度王座に就いている。
だが、プロストは、今年から再びフルワークス体制でのF1挑戦をスタートするルノーにとってF1タイトル獲得は絶対条件ではないと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。
「ルノーにとってF1チャンピオンになることが絶対に必要だというわけではない」
「だが、どこかの時点で我々はF1のトップレベルで戦えるようになる必要がある。そうすれば、世界中の人々もルノーはトップチームだと感じるようになるからね」
ルノーのアンバサダーを務めるプロストは、次のように付け加えた。
「メルセデスやアウディにとっては勝利することが重要だろう。だが、我々にとってはタイトルが取れればそれはボーナスのようなものだ」