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マノー設立者らがWECチームを立ち上げ。今年から参戦へ

2016年02月09日(火)5:31 am

昨シーズンまでマノー・マルシャのチーム代表を務めていたジョン・ブースと、チーム社長を務めていたグレアム・ロードンが、WEC(世界耐久選手権)に戦いの場を移すことになった。

チーム設立者でもあるブースと、長年その右腕として活躍してきたロードンは、2014年にマルシャが経営破たんに陥ってからもその再生に向けて努力を続けてきた。

幸い、イギリスの風力発電会社オーナーであるスティーブン・フィッツパトリックの支援を受けて2015年もマノー・マルシャとしてグリッドにF1カーを並べることに成功。だが、その後フィッツパトリックとブースらの関係が悪化し、昨シーズン限りでブースとロードンがチームを追われることとなっていた。

その後、ブースとロードンはWEC参戦に向けてマノー・マルシャ・モータースポーツを発足。その公式ツイッターアカウントには“リアル・マノー”とのハンドル名が付けられている。

そして、WECの統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、マノー・モータースポーツが提出した2016年シーズンのエントリー申請を受理したことが明らかとなった。

これにより、マノー・モータースポーツがプロトタイプカーで争われるLMP2カテゴリーにエントリーし、有名なル・マン24時間を含むレースに出走する可能性が出てきたものだ。

ロードンは、ロンドンのカス・ビジネススクールにおいて「我々は(レースに)復帰するしかないことは分かっていた」と語り、次のように付け加えた。

「我々はF1で最高のものを目にしてきたし、最低の状況も経験した。だが、これは新たなスタートだし、レースをするのが待ちきれないよ」

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