トロロッソの主要スポンサーであるスペインの石油会社セプサが、「数日中に」モータースポーツの支援から撤退することを発表するようだと報じられている。
スペインの『Marca(マルカ)』によれば、セプサはモータースポーツ支援活動から手を引き、2016年以降はスペインを代表するサッカーチームであるレアル・マドリードのスポンサーに専念することになるという。
これまでセプサから支援を受けていたスペイン出身のトラック・レース・ドライバーであるアントニオ・アルバセテも、すでにセプサから支援停止の連絡を受けたと伝えられている。
そして、セプサは近日中にトロロッソと、同チームから2015年にF1デビューを飾ったカルロス・サインツの支援からも手を引くことを発表するのではないかと見られている。
セプサの公式ウェブサイトには12月30日付けでサインツに関する記事が掲載されているが、それには「Objetivo Cumplido」(達成した目標)というタイトルが付けられている。その記事の中でセプサは次のように述べている。
「セプサはカルロスが目標としていたF1にたどり着くために支援できたことを非常に誇りに思っている」
2011年からトロロッソのスポンサーとなっていたセプサだが、高名なラリードライバーを父に持つスペイン出身のサインツに関してもイギリスF3、ヨーロッパF3、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズと、これまでのキャリアを通じて支援を行ってきている。