メルセデスAMGのニコ・ロズベルグは、F1アブダビGP(29日決勝)を古いパワーユニットで戦わざるを得なくなった。
第18戦ブラジルGPのレース後に、決勝で使用したロズベルグのエンジンから水漏れが見付かったため、メルセデスAMGはこのエンジンの使用を取りやめたと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じている。
そのため、通常なら金曜フリー走行後に新しいエンジンに載せ換えるが、アブダビGPでは古いエンジン1基のみで最後まで走り切らなければならないという。
ロズベルグは、第13戦イタリアGPでエンジントラブルが発生したところから計画が狂ったと話している。
「それがのちのレースに大きな影響を与えているんだ。特にエンジンが重要なアブダビでね」
「これで僕は、1シーズンを実質3基で乗り切ることになる。これ以上パワーを落とさずに済むように、フリー走行でどの程度走ればいいリズムとセットアップを見付けられるか、見極めなきゃならないね」
出力の上でどの程度不利なのかと聞かれると、ロズベルグはこう答えている。
「どの程度かは言えない。ただ、影響はあるよ」