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バトンが苦言、ハミルトンは「ごう慢になった」

2015年11月14日(土)10:13 am

2年連続でチャンピオンとなったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)について、「ごう慢になった」と元チームメートのジェンソン・バトン(マクラーレン)が苦言を呈している。

ハミルトンは、3戦を残して早くも自身3回目となるタイトルを決めた。しかし、F1ブラジルGP(15日決勝)を前に、自宅があるモナコで交通事故を起こし、パーティー続きで消耗していると認めた。

これについて聞かれたチームメートのニコ・ロズベルグは、「モナコの新聞は読まないんだ」としか答えていない。

一方『Bild(ビルト)』紙は、「彼は急にごう慢になったね」とバトンが批判したと伝えている。

これは、ハミルトンが、ミスをしたレース以外はすべて優勝しているから、自分は「完成した」ドライバーだと話した、と伝えられていることについてコメントしたものだ。

「僕たちの誰も完成などしていない」とバトン。

「彼のクルマがあれば、僕たちだって彼を倒すことができる」

「非常に才能があって素晴らしい仕事をしているけれど、彼にも弱点はあるんだ」

バトンは、フェラーリがメルセデスAMGとの差を縮めてくれることを願うと話す。

「僕たちF1には、メルセデスAMGへの挑戦者が必要だ。それですべてが変わってくる。ハミルトンにとってもね」

■代わりに私が乗ろうとフィティパルディ

一方、ハミルトンがブラジルGPに遅れて到着した理由について、当初チームは熱があるためと伝えていた。これを受け、ブラジルの伝説的F1ドライバーであるエマーソン・フィティパルディは、次のようにジョークを飛ばしている。

「私がクルマに乗るよ! 私がリザーブドライバーだ!」

「私も同じ状況だったことがある。40度の熱があってね。しかし、少し治療を受けてクルマに乗り込めば、アドレナリンが体内を巡るから、問題ないんだ」

「こう言うのは、彼が本命だからだ。ニコもメキシコGPでやり返した。今年あと2勝して終えたいと思っているだろう」

2015年シーズンは、すでにチャンピオンが決まった状態で終盤を迎えているが、フィティパルディはこう話す。

「確かに見せ場は奪われているが、歴史的に見てもF1にはこうした時期があった。セナとプロストがいた頃のマクラーレンがその一例だ」

「しかし、そういうサイクルなんだよ。マクラーレンは今悪いサイクルにあるが、それを正すために必要なものはすべてそろっている。フェラーリも復活しつつある。それに、ニコとルイスのライバル関係も面白い。だから良いシーズンだったよ」

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