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メルセデスAMGの復調に安どしたニキ・ラウダ

2015年10月01日(木)6:34 am

メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、チームの復調に安どしたと話している。

2014年以降、圧倒的な強さを誇ってきたメルセデスAMGだったが、F1第13戦シンガポールGPでは謎のスランプに陥った。しかし、次の第14戦日本GPでは、再び1-2フィニッシュを飾っている。

ラウダは、イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』に次のように語った。

「シンガポールの不振には少々心配した」

「だが、鈴鹿で以前とまったく変わらない、最強の姿を目にしたことで、われわれは落ち着いた」

ラウダは、シンガポールGPで優勝したフェラーリに対する警戒も怠っていない。

「今シーズン、フェラーリは大きく進歩し、素晴らしい仕事をしてきた。あなどれない強力なライバルだ」

「シンガポールでは素晴らしい仕事をして、われわれの心に疑念を植え付けたほどたった。だが、鈴鹿で不安は消え去り、再び現実に戻った。ほとんどすべてのサーキットで、われわれは依然として最強だ」

■チームメートバトルに「懸念は皆無」とラウダ

日本GPでは、スタート直後にルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがバトルを繰り広げ、ロズベルグがコース外に出て引くことで接触をまぬがれる場面もあった。

しかし、これが足の引っ張り合いに発展するのではといった「懸念は皆無」だとラウダは話す。

「われわれには、非常にプロフェッショナルなドライバーが2人おり、挑戦を愛し、勝利を望んでいる。しかし、2人は、チームのためにレースしているのだということも分かっている」

チャンピオン争いではハミルトンがポイントで大きくリードしており、ラウダもハミルトンのタイトル獲得はほぼ確実と見ている。

「彼のアドバンテージと今の走りを見る限り、そうなると思うね」

「サプライズも排除はできない。だが、ロズベルグに対して48ポイントのリードだ。単独のレースで見れば攻め込まれることもあるだろうが、順位に関してはもう手が届かないだろう」

ハミルトンはすでにチャンピオンのトロフィーに手をかけた状態かと聞かれると、ラウダはこう答えた。

「片時も手を離さなかったのさ。そうやって昨シーズンも勝ち取った」

「チームとしてはありがたいよ。たとえ彼が逃しても、チームメート(ロズベルグ)が勝つんだからね」

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