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ホンダ新社長がF1オーストリアGPを視察との報道

2015年06月09日(火)20:29 pm

先週末のF1カナダGP決勝を3戦連続リタイアで終えたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソだが、レース中には無線を通じていら立った声をあげる場面も見られた。

【結果】F1カナダGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、アロンソも今シーズンが「テストのための年」であることは理解していると主張している。

■メディアの論調も厳しく

しかし、メディアの受け止め方は違うようだ。中には、今季ここまでのマクラーレン・ホンダのパフォーマンスは非常に見苦しいとさえ言えるものだとし、レッドブルとルノーが直面している状態を上回るほどの危機的状況だと主張しているところもある。

イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』は、「アロンソにしてみれば奇妙な状況だ。自分よりも劣るけれどいいマシンを手にしたドライバーたちに負けを認めなくてはならないんだからね」と指摘。

『Tuttosport(トゥットスポルト)』も、「アロンソは、マクラーレンへの移籍が失敗ではなかったことをまだ証明できずにいる」と書いている。

だが、ブーリエはほほ笑みを浮かべながら次のように語った。

「もし来年もこんなことが続けば、フェルナンドも気が狂ってしまうだろうね。だけど、彼は今のチーム、そして今の自分が置かれた状況に満足しているよ」

■次戦オーストリアGPが転機に?

しかし、今のような状況が続けば、そうした満足感もすぐに消えてしまうだろう。マクラーレン・ホンダとしてはできるだけ早くばん回のための糸口を見つけなくてはならない。

その最大のチャンスが、来週末のF1オーストリアGP(21日決勝)になるかもしれない。ホンダはオーストリアにさらに改善を施したエンジンを投入することになっているとともに、マクラーレンもMP4-30にさまざまな改良を施してくると言われている。

そして、『Times(タイムズ)』紙は、6月17日(水)に行われる株主総会を経てホンダの新社長に就任する八郷隆弘氏が、レッドブルリンクでマクラーレン・ホンダの走りを視察することになると報じている。

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