F1第6戦モナコGPでは今季初ポイント獲得のチャンスを逃したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)。しかし、あまり残念がっている様子はアロンソからうかがえなかった。
第2期マクラーレン・ホンダ初ポイントの栄誉は、8位でゴールした僚友ジェンソン・バトンの頭上に輝いている。
「未来の勝利に向けて素晴らしい布石となった」と語ったバトン。
アロンソも得点を目指してひた走ったが、パストール・マルドナード(ロータス)ならびにマルシャ・マノーの2人とともにゼロ行進が続いている。
24日(日)のリタイアはギアボックスの故障が原因だった。
レース後、母国スペインの報道陣に囲まれた彼は、「僕らの進歩は目覚ましいものがある」と語った。「しかし信頼性は取り組むべき課題だ」
アロンソは、どのトラブルも今後は再発しないように願いたいと次のように話した。
「来年よりは今、起こるほうがマシだ。来年は世界チャンピオンを目指して戦いたい」「8位や9位にはあまりこだわらない」
アロンソによるとマクラーレン・ホンダは、「非常に攻撃的な計画」を推進しているという。「エンジン、空力、信頼性、そして性能」を改善するのだ。
「第8戦オーストリアGP(6/19-21)と第10戦ハンガリーGP(7/24-26)をとても重要なレースと位置づけたい」
ただし次の第7戦カナダGPは、マクラーレンにとって「困難な」レースになるとアロンソは予想する。馬力がモノをいうサーキットだけに「奇跡」は期待できないというアロンソだった。