「決勝はスタートで勝負をかける」／フェラーリ、F1モナコGP2日目
モンテカルロ市街地サーキットで行われた2015年F1第6戦モナコGP予選を終え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがコメントを行った。
■セバスチャン・ベッテル「うまくいけばスタートで2台を抜きたい」
フリー3／トップ
予選／3番手
「3番手には満足しているよ。今日は誰もがタイヤにうまく熱を入れるのにてこずっていたみたいだ。変な話だよね。だってスーパーソフトって呼ばれているのにね。メルセデスAMGがこの問題に一番うまく対応できていたんじゃないかな。だから差がこれだけ広がってしまったんだ」
「木曜日（21日のフリー走行2回目）の雨の影響はそれほどないはずだよ。だってそれは誰にとっても同じだからね。恐らく、今日は温度が下がったのがうまく作用しなかったんじゃないかな。言い訳を探しているわけじゃないけどね」
「僕は明日の決勝で内側の3番グリッドからスタートできる。ここでは何が起こっても不思議ではないし、いいスタートを決めたいと思っているよ、うまくいけば前のクルマを1台追い抜くこともできるんじゃないかな。2台まとめて抜くというのはさらに難しいだろうけど、うまくいけばルイス（ハミルトン）も狙っていくよ。そのためにはいいスタートが必要だし、そうでないと彼がラインをブロックしてしまうだろうからね」
「まだライバルとの差はある。だけど、僕たちは負けることをよしとはしないし、勝ちを狙っていくよ」
■キミ・ライコネン「クリーンラップがとれなかった」
フリー3／6番手
予選／6番手
「午前中の事故が予選に影響したとは思っていないよ。ここまで僕のクルマはとてもうまく機能していた。タイヤをうまく機能させることが難しかったことを除けばね。いいタイムを刻むためには、何周かする必要があったんだ。だけど最後のラップではトロロッソの後ろになってしまい、あまりにも遅くなってしまった。だからピットに戻ることにしたよ」
「今日、僕たちにはスピードがあったけれど、クリーンラップをとるチャンスがなかったんだ。あまりいい1日ではなかったし、その結果として明日は高い代償を支払わされることになってしまった。明日は自分たちにどういうことができるか、様子を見てみよう。簡単なことではないだろうけれど、いいスタートを決めてそこから巻き返しを図っていきたいね」
「ここではレースの間ずっとほかのクルマにつかえてしまう可能性も大きいし、追い抜きは本当に難しい。だからこそ、今日の結果は本当に残念だよ」
