「ロズベルグが逆襲のポール・トゥ・ウィン」／メルセデスAMG、F1スペインGP決勝
バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われた2015年F1第5戦スペインGP決勝を終え、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンがコメントを行った。
【結果】F1スペインGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■ニコ・ロズベルグ「今季最高のスタートが切れた」
決勝／優勝
「スペインでは完ぺきな週末を送ることができた。素晴らしいクルマだった。全員が休みの間に本当に素晴らしい仕事をしてくれたよ。すべてチームのおかげだ。今季初めてすごくいいスタートを切ることができた。それからはペースをコントロールすることができたし、レースを通じて一度も危ないと思えるようなことはなかったよ」
「この勝利を本当にうれしく思っている。まだシーズンも序盤だし、ルイスとのポイント差を詰めることができるといいね。これからも懸命に頑張り続けるつもりだし、僕にとってのホームレースとなるモナコからまた始めていくよ」
■ルイス・ハミルトン「スタートで失敗した」
決勝／2位
「かなりホイールスピンさせてしまってまずいスタートになってしまった。それからは3番手の順位を守るために激しく戦わなくてはならなかった。その位置（3番手）からは難しかったよ。ここではほかのクルマの後ろになってしまうと走るのが難しいし、追い抜きも難しいからね」
「最初のピットストップまではセブ（セバスチャン・ベッテル／フェラーリ）に十分に接近することができていた。でも残念ながらピットで少しタイムを失ってしまったんだ。結局、僕たちは何か違うことをやる必要があると考え、3回ストップ作戦をとることにした。その決断はかなり早い段階で行ったよ。そのままずっとコース上にとどまってもうまくいかないことは明らかだったからね。もう一度言うけれど、コース上での追い抜きはほとんど不可能だったしね」
「幸運なことに、僕たちにはその作戦を成功させるだけの速さがあった。残り15周になったとき、ニコ（ロズベルグ）は22秒前にいた。その差は大きかったよ。あと6周というところまでは差を縮めようと懸命に攻めたけれど、1周で1秒を縮めるのがやっとだったし、それでは十分ではなかった。だから、僕にとっては難しい週末でのダメージを最小限に食い止めることにしたんだ。でも、チームのために多くのポイントをとることができたことはうれしく思っているよ」
