F1第5戦スペインGP直前に姿が消えたスポーティング・ディレクター、マッシモ・リヴォラ。その後任が、早くもフェラーリによって指名された。
これまでの報道では、リヴォラと他のふたりが何らかの理由で停職、あるいは解雇をいいわたされたことが明らかになっている。リヴォラはチーム復調の原動力となった一人。残りは機材と人員の運輸担当マネージャー、そしてシェフだ。
理由に関してチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、ヒントも与えてくれない。
「彼(リヴォラ)は1週間ほどオフが必要だったのでね。だから休ませてやった」とイタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に語るのみだ。
「われわれフェラーリは、常にバックアップを用意している。私自身にも代わりとなる人物がいるのだ。食事は、みんなその時間になったらしっかり食べているよ。われわれのメシの心配をさせてすまんね」
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によるとリヴォラの後任は、GTレースの運営からやってくるアントネッロ・コレッタだ。現時点では、オペレーション・マネージャーのディエゴ・イオヴェルノが急きょ、代理を務めている。
ドイツのタブロイド紙『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』によると、スペインGPを欠場したリヴォラと上記2名は、ケータリングの仕入れで経理上の不正に関わったのではないかという。
同記事は、リヴォラの身の振り方にも言及。マクラーレンか、もしかするとアウディへの移籍も取りざたされている。アウディには、彼の元上司ステファノ・ドメニカリがいる。