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アロンソ、今週末は因縁のバルセロナ

2015年05月04日(月)18:36 pm

2月に行われたシーズン前テストにおいて、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットのターン3で不可解なクラッシュを起こし、病院へと運ばれていたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)。

今週末のF1スペインGP(10日決勝)が開幕する8日(金)のフリー走行で、そのとき以来初めてこのサーキットで走行を行うことになる。

そのアロンソが今週、2月に行われたテストでクラッシュを喫したアロンソの担当医師団と再会することになるようだ。

スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、アロンソは今週末のレース前に、カタルーニャ総合病院のメンバーたちを夕食に招待したと伝えている。

■いまだに明確な結論が出ないアロンソの事故

アロンソはクラッシュ後、4日間にわたって入院し、今季の開幕戦オーストラリアGPも欠場となっていた。だが、第2戦マレーシアGP、第3戦中国GP、そして第4戦バーレーンGPでのアロンソには、その事故の影響は全くないように見える。

マレーシアでレース復帰を果たしたアロンソは、そのときの記者会見においてマクラーレンがそれまでに公式に説明していた内容とは矛盾する説明を行うなど、いまだに不可解な点が多いのも事実だ。そして、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)はいまだに公式な調査結果を発表していない。

■誰もが真実を述べているとロン・デニス

マクラーレングループの総帥であるロン・デニスは、最近イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語っていた。

「私は、誰もが真実を述べていると思うんだ。だが、残念なことにみんなは不吉なほうに目を向けてしまう」

「フェルナンドがクルマに何か異常を感じたと言っていることに対して、私は異論をとなえるつもりはない。だが、結局のところ我々は前を向いているんだ」

■アロンソは少なくとも3年はマクラーレンで走る

そのデニスは、最近行われたF1公式サイトとのインタビューにおいて、アロンソがそのうち、マクラーレン・ホンダでなかなか望むような成績が得られないことに疲れてしまい、引退してしまう可能性すらあるのではないかとの憶測がなされていることに対し、これを否定している。

「彼(アロンソ)は我々と3年間の契約を結んでおり、オプションは設けられていない」

そう述べたデニスは、次のように続けた。

「それが、我々が彼に望んだ条件であり、彼がサインすることを望んだものだったんだ」

「これ以上の簡潔な説明はないだろう?」

■スペインではマクラーレンが新カラーリングを採用か

そのマクラーレンだが、今週末のスペインGPから、これまでとは違うカラーリングが施されるかもしれないと言われている。伝えられるところによれば、シルバーの部分がグレーもしくはかつてのマクラーレンを象徴する色であった「ロケットレッド」に変えられるかもしれないという。

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