ジェンソン・バトン(マクラーレン)がF1第4戦バーレーンGPで出走できなかったことに腹を立てサーキットを出ていったという報道をチームが否定した。
バーレーンGPでは、初日からバトンのマシンにトラブルが立て続けに発生。結局バトンは予選でもアタックができず、問題が解決できなかったため決勝のグリッドにつくもできなかった。
「それ(エネルギー回生システム)が不具合を起こす確率が高かったため、走行しないほうが良いという決断を下した」とマクラーレン最高権威のロン・デニスは説明している。
イギリスの『Mirror(ミラー)』紙は、バトンが「メディアに対する務めを果たさず」サーキットを飛び出すように出ていったと伝えた。
しかし、マクラーレンの広報責任者であるマット・ビショップは、23日(木)に次のように語り、この報道を否定した。
「ジェンソンはバーレーンGPをパドックにあるチームのホスピタリティエリアのテレビで観戦し、レースを見ながら興味深く面白いツイートをいくつもしていた」
「レースの最後に、彼は妻のジェシカとサーキットを出た。2人がそうしたのはチームの了承を得た上でのことだ。帰る際には丁寧にあいさつをしていった」
「ジェンソンが“飛び出すように出ていった”というのは、見出しを必死に考えているライターによる誤報であり、まったくのでたらめだ」とビショップは話している。
■バトンのツイッター実況中継
バトンはバーレーンGPのレース中に「速いクルマはみんな3ストップだと思う」、「キミ(ライコネン/フェラーリ)はまだステイアウトしている。2ストップなのか?」、「2セット目のタイヤはオプションでもプライムでも性能劣化が低いようだ」などとツイートしていた。
レース中盤には、「おっと、ルイス(ハミルトン/メルセデスAMG)はチームメートをベッテル(フェラーリ)に押しやろうとしているのか?#古い話」といったジョークも飛び出している。
また、レース前にはツイッターでファンに対して出走しないことを伝え、「今週末もいつものように素晴らしい仕事をしてくれたマクラーレンの全スタッフに心から感謝している。#チームは1つ目標は1つ」とツイートしていた。
Big thanks to all the guys at McLaren who have done a great job this weekend as always. #oneteamonegoal
— Jenson Button (@JensonButton) April 19, 2015