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「アロンソも自分の事故に驚いていた」とF1ボス

2015年03月06日(金)16:45 pm

バルセロナで行われたシーズン前テストにおいて、マクラーレン・ホンダMP4-30でのテスト走行中に起きたフェルナンド・アロンソの事故については、すでに2月22日(日)の事故発生から12日が経過した。だが、その事故に関する憶測はとどまることを知らず、依然として大きな疑問が投げかけられる状況が続いている。

そんな中、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンも、今回のアロンソの事故は「全く不可解」だと語ったと伝えられている。

事故後4日にわたって入院することとなったアロンソは、メルボルンで行われる2015年のF1開幕戦オーストラリアGP(15日決勝)を欠場することになっている。

そのことについてはそれほど驚きではなかったと認めたエクレストンだが、それに続けて次のように語った。

■アロンソ自身も驚いていた

「驚かされたのは(バルセロナで)起こったことに対してだよ。全く不可解だし、それは彼(アロンソ)にとっても同じだろう」

ドイツの『DPA通信』やスペインの複数のメディアに対してそう語ったエクレストンは、「フェルナンドも自分に起こったことについて少し驚いていたよ」と付け加えている。

エクレストンは、この事故に関してはFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の調査を待つしかないだろうと次のように続けた。

「マクラーレンは、この件について話し合いを行うことを望んでいない。だとすれば、我々にできることはそれほどないからね」

「それはまさに競技上の問題だ。だから、これもFIAが調査すべき問題だということになるかもしれない」

一方、イギリスの『Mirror(ミラー)』は、FIAの調査団もアロンソがクラッシュする前に気を失っていた可能性を排除していないと伝えている。その場合、うわさされているように感電ショックを受けたのか、あるいはアロンソ自身に何らかの身体上の異変が起こったのか、そのいずれの可能性も残されている。

■焦点はマレーシアGPで復帰できるかどうか

元F1専属医師を務めていたゲイリー・ハートスタインは『BBC』に次のように述べている。

「確かに、今は疑問がたくさんある」

「こんなことはめったに起こることではない。だから、彼ら(マクラーレン)も何か言わなくてはならない。だが、今のところ脳震とうという可能性が一番妥当だと思えるし、現時点で分かっていることについてはそれですべて説明がつくだろう」

だが、ハートスタインも、仮にアロンソが第2戦マレーシアGP(29日決勝)も欠場するようなことになれば、そうした謎はさらに深まっていくだろうと見ている。

また、イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』は、アロンソは現在、顎(あご)の関節の痛みを和らげるための器具を口に装着していると報じている。その記事によれば、顎と頭がい骨を結ぶ関節部に何か異常がある場合には、頭や首になんらかの問題を抱えている場合が多いのだという。

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