2014年に自身2度目のF1チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、今年はライバルたちを「さらに圧倒していく」つもりだと語った。
2014年シーズンに最強のF1カーを得たハミルトンは、ハミルトンはチームメートのニコ・ロズベルグとともにライバルたちを圧倒する強さを示してみせた。そして、今年のシーズン前合同テストにおいても、メルセデスAMGの2015年型車W06がライバルたちをよせつけない実力を備えていることを示している。
権威あるローレウス世界スポーツ賞にノミネートされているハミルトンは、「進化しているんだ」と語り、次のように続けた。
「クルマは昨年のものから進歩している。それは昨年戦ったほかの人たちも同じだろう」
30歳となったハミルトンは、これまでの8年のF1キャリアにおいて、昨年が「最良の年」だったことは間違いないと認めている。だが、今年はさらにいい年にしたいと考えているようだ。
ハミルトンは、ローレウスの公式サイトに次のように続けた。
「今年はもっと強くなりたいんだ。昨年以上に圧倒的な強さを示したいと思っている」
「今年はいい感じでいけると思っているよ。まぁ、正直に言えば、みなさんもご承知のように、この時点においては実際にどういうふうになるのか本当には分からないけれどね」
「気持ちも一新されているし、健康状態もいい。去年と同じくらいうまくドライブするつもりだけど、もっとうまくやりたいね」
そのハミルトンの言葉は、戦いのないシーズンを送りたいということを意味しているものではない。ハミルトン自身もレッドブルやウィリアムズが今年も強さを見せると考えているし、マクラーレンやフェラーリもさらに改善してくることを望んでいるという。
「そうなれば、もっと多くのライバルたちとレースができるからね」
そう続けたハミルトンは、次のように付け加えた。
「そう、ライバルは多いほどうれしいよ。一番重要なのは、クルマの性能が接近していれば本当のレースが楽しめることだ。追い抜きやバトルも増えるだろうし、僕はそれが大好きなんだ」