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消えないアウディF1参戦のうわさ。レッドブル買収説も登場!

2015年02月20日(金)16:47 pm

フォルクスワーゲン・グループがF1参入を検討しているようだとのうわさが再びかけめぐっている。

だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、今回のうわさはこれまでとは違った内容となっていると指摘している。それによれば、2010年から2013年まで4年連続でF1王座に君臨していたレッドブルが何らかの役割を担うことになるかもしれないという。

現在のうわさでは、フォルクスワーゲン・グループの傘下にあるアウディがその中心となっている。アウディには2014年11月にフェラーリの元チーム代表であるステファノ・ドメニカリが入社しているが、ドメニカリは現在F1参入に向けた事前調査の責任者を務めているようだと報じられている。

だが、19日(木)に『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のベテラン記者ミハエル・シュミットが報じたところによれば、最新のうわさでは現在レッドブルにワークスエンジンを供給しているルノーが、再び自らのワークスチームを擁してF1に再チャレンジする可能性があるようだと言われているという。

以前の自然吸気V8エンジンから全く新しいV6ターボに変わった2014年には、ルノーはライバルであるメルセデスに大きく差をつけられることとなり、F1王座からの転落を余儀なくされたレッドブルとルノーの関係も非常に緊張感を伴うものと変わっていた。もしルノーが再び自らのワークスチームを立ち上げるということになれば、当然レッドブルにはカスタマーエンジンの供給しか行われなくなる。

レッドブルでは昨年、ルノーに替えてフォルクスワーゲンからエンジンの供給を受ける可能性も示唆していた。

だが、今回のうわさはそれだけにはとどまらないようだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、レッドブルがF1参戦資格は保有しつつも、実態としてのF1チームは第三者に売却することを検討しているかもしれないと書いている。それはレッドブルがF1の株式を買収し、「自らのアイデアにもとづく新たな最高峰シリーズを再編するため」だという。

その場合、レッドブルのF1チームを買収する候補のトップにあげられるのがアウディではないかというのだ。シュミットは、ドメニカリがフォルクスワーゲン・グループの取締役会においてF1参戦実現性調査に関するプレゼンテーションを行った際には「前向き」な反応が得られていたと主張している。

だが、フォルクスワーゲン・グループがF1参入を目指すに当たって最大の障害となりうるのが、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンとフォルクスワーゲンの監査役会長であり、同社の大株主でもあるフェルディナント・ピエヒが犬猿の仲だという事実かもしれない。

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