再び手を組んだマクラーレンとホンダだが、当面は苦悩に満ちた日々を送ることになりそうだと感じている者が少なくないようだ。
2月初旬にスペインのヘレスで行われた今年最初の公式F1シーズン前テストでトラブルに泣かされたマクラーレン・ホンダの2015年型車MP4-30だが、今週の16日(月)と17日(火)にバルセロナで行った宣伝活動を名目とした走行でも、依然としてその問題解決ができていなかったようだと報じられている。
かつてマクラーレンで長期にわたってマクラーレンのチームマネジャーを務めていたジョー・ラミレスも、マクラーレン・ホンダが1980年代に築いたような成功を収められるようになるまではまだ時間がかかるだろうと見ている。
メキシコ出身のラミレスは、ブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。
「今日との比較で言えば、私がいたころのF1は原始的だったよ」
「そのとき、日本人たちはすばやく解決策を見いだしていた。今、私が理解している限りにおいてだが、問題を解決するためにホンダからもチームからも大勢のエンジニアたちを投入している」
「すばやく問題を解決できる手段などないんだ。すべてがさまざまなことと関連しているからね」
そう語ったラミレスだが、マクラーレン・ホンダは最終的にはうまくやるはずだと主張している。