長年フェラーリでテストを担当しているベテランのスペイン人ドライバー、マルク・ジェネ。彼が見たところ、2015年の本命はやはりメルセデスAMGだ。
先のヘレス合同テストでフェラーリは、昨年の不調がウソのようにトップタイムを連発、F1界を驚かせる。今季は、2014年F1世界王者メルセデスAMGを脅かす存在になれるかといったところだ。
同じく進歩を見せたのがフェラーリ・エンジンを使用するザウバー。この冬にフェラーリのエンジン設計者たちは、40~80馬力の出力アップに成功したといううわさだ。
しかしジェネは、スペイン日刊紙『Marca(マルカ)』に次のように語る。「今年は勝てると思っていない。もし勝利を上げられたら、それはとても嬉しい驚きだ」
「マシンはよくなった。それが目標だったからね。でも結局のところナンバーワンは、メルセデスAMGさ」