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サインツJr.にマクラーレン加入のチャンス

2014年11月15日(土)8:23 am

2005年マクラーレンでフェルナンド・アロンソのチームメートになるのは、カルロス・サインツJr.かもしれない。

レッドブルの支援を受けてきたサインツJr.だが、来季トロロッソ入りは望み薄の様相を呈している。若いマックス・フェルスタッペンと組むのは、今年チーム3年目で、より経験を積んだジャン-エリック・ベルニュになりそうだからだ。

そんななか、イタリア『Omnicorse(オムニコルセ)』は、サインツに突如、絶好の機会が訪れたと報じた。WRC(世界ラリー選手権)で二度世界王者になった父を持ち、今季フォーミュラ・ルノー3.5シリーズを史上最年少で制した男だ。そんなチャンスを掴んでも不思議ではない。

2014年のマクラーレンは冠スポンサーもなく、一説には、アロンソとの契約はホンダの財布でまかなったという。

チームのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは先週末のF1第18戦ブラジルGPで、アロンソとともにスペイン系スポンサーが現れるのを期待していた。

「金融のサンタンデール、保険のムトゥア・マドリレーナ、何だっていい。別に彼らと真剣に交渉しているわけではないが、何の問題もないね」といって笑うブーリエ。

『Omnicorse(オムニコルセ)』によると、いくつかの候補社から、メキシコの通信企業テレフォニカが所有するスペインの携帯電話会社、モビスターが有力だ。そのつながりで、「カルロス・サインツJr.に第二ドライバーの白羽の矢が立つかもしれない」

多くのF1チームを渡り歩いたモータースポーツ界の大物で、解散したエプシロン・ユースカディの運営でも知られるスペイン人、ジョアン・ビラデルプラットは、アロンソとマクラーレンの黄金時代到来を予想する。

「ホンダのエンジンが強力であることに、私は何の疑いもない」と、スペイン『El Confidencial(コンフィデンシアル)』紙に語るビラデルプラット。「なぜなら彼らは、ルノーやフェラーリの失敗を繰り返すまいと、じっくり時間をかけたからだ」

「それに、アロンソとマクラーレンのジョイントは前回(2007年)よりも実を結ぶと思う」

「まず、今回のアロンソは押しも押されもせぬナンバーワン・ドライバーだ。第二に、彼ら(アロンソとマクラーレン)は非常に賢い。過去から学んで、わだかまりを捨てたはずだ」

「フェルナンドには、他の行き場が必要だった。フェラーリは方向性を失っている。マルコ・マティアッチ(チーム代表)との仲も最悪だ」

「マクラーレンは、実にいい選択肢だ。メルセデス・エンジンとの経験をたっぷり吸収し、ホンダはそれを生かすに違いない。彼らの底力をもってすれば素晴らしいエンジンになると私は確信している」

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