マクラーレンへの移籍が確実視されているフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だが、いまだにフェラーリを離れることを公式に認めようとはしていない。
そのアロンソは、12日(水)にイギリスのウォーキングにあるマクラーレン本部を訪れ、契約解除条項が含まれた複数年契約にサインすることになると伝えられている。そしてその報酬額は1年につき3,500万ユーロ(約50億円)に達するだろうという。そして、正式発表は今シーズンの最終戦であるF1アブダビGP(23日決勝)の前に行われると考えられている。
アロンソのマクラーレン移籍が確実であると思わせる兆候がほかにもある。
今週、アロンソがフェラーリで自分のレースエンジニアを担当しているアンドレア・ステラをマクラーレンに連れていくつもりのようだと報じられた。
事実、アロンソがフェラーリのスポーティングディレクターであるマッシモ・リボラや、エドアルド・ブロスコ(パフォーマンスエンジニア)を含む複数のエンジニアをマクラーレンに連れていきたがっているとのうわさがささやかれている。
そうした中、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』のアルベルト・アントニーニ記者は、マクラーレンではアロンソのために彼が望む人材を受け入れる用意をしていると書き、フェラーリから最大で15名に及ぶスタッフが去ることになるかもしれないと報じている。
一方、『Marca(マルカ)』は、スペインの携帯電話キャリアであるモビスターが、アロンソの移籍とともにマクラーレンのスポンサーとなる話が進んでおり、すでに両社の代表者による話し合いが何度も行われていると伝えている。