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「シリー・シーズン」大詰め近し

2014年11月09日(日)8:18 am

「シリー・シーズン」と呼ばれるF1ドライバー移籍市場は、今年も間もなく絶頂を迎える。主役は、相変わらずフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だ。

グリッド後方から動向を探っていこう。ロータスはロマン・グロージャンをキープする見込み。トロロッソも、あと一年ジャン-エリック・ベルニュを走らせる模様だ。

フォース・インディアでは、契約を巡ってセルジオ・ペレスとのあいだで小競り合いが起きている。ペレスが2015年契約に小さな変更を要求しているのだ。

対するチームオーナーのビジェイ・マリヤは、前々からの同意を変える意志がない。

「セルジオ・ペレスとは二年契約を結んでいる」と、彼はブラジルで報道陣に話す。「最初の契約に付随する形で、われわれはオプションに署名した。今回、それを行使したのだ」

フェラーリ脱退が決定的なフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。彼は、大きなドミノの最初の一コマだ。それがもうすぐ倒れようとしている。そして、終端のコマがジェンソン・バトン(マクラーレン)である。ドミノが倒れるとき、長きに渡るバトンのF1キャリアは、ほぼ間違いなく終わる。

そんな状況で、アロンソとフェラーリのにらみ合いは続いている。どちらが別れを切り出すかで、巨額の違約金が右から左に流れたり、流れなかったり。

この事態が収束するまでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のフェラーリ移籍は、ひとことも触れられてはならない。

間もなくF1世界王者の座を明け渡すベッテルは、インテルラゴスで「辛抱してくれよ」と語る。「ひとつ確実なことがある。来年も、僕には海岸で過ごす時間はないだろうね」

フェラーリとの契約で発言にとても気を使い、チーム残留さえ否定しないアロンソ。それほど慎重な彼も、ことばの端々からマラネロで過ごす時間は長くないことが感じとれるようになった。

7日(金)遅く、サンパウロでサンタンデールのイベントに出席したアロンソは、以下のように母国スペインの報道陣に語った。「以前のチームメート、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)を見てごらんよ」

「彼(マッサ)は何年もフェラーリで過ごした後、今年は(ウィリアムズで)表彰台に上り、ポール・ポジション(第8戦オーストリアGP)も奪っている。フェラーリを去ってもレース人生は続くってことだ」

アロンソがマクラーレン・ホンダと2015年加入について話し合っているのは、公然の秘密だ。スペインの日刊スポーツ紙『AS』は、アロンソが「F1史上最大の契約」に合意したと伝えている。

同紙が言及したのは金額で、契約期間ではない。今は、二年間といわれる契約がこと細かに詰められているところだ。

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、このところロン・デニスがマクラーレン株主として微妙な立場に置かれていて、その点が引っかかっていると、ブラジルから報じた。デニスの他には、マンスール・オジェとバーレーンの企業がマクラーレンの株を保有している。

「彼(デニス)のパートナーたちは、新たなチームリーダーを探している」と、同誌のミハエル・シュミット記者は指摘する。「うわさによると、クリスチャン・ホーナー(レッドブル)、ゲルハルト・ベルガー、ロス・ブラウンの名が上がっている」

こうした不確実な状況からアロンソは、マクラーレンよりむしろ、彼らの新エンジンパートナー、ホンダと契約したがっているとシュミット記者はいう。

だが、スポーティング・ディレクターのエリック・ブーリエは、交渉はあくまでマクラーレンが取り仕切っているとして、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に、次のように語った。

「正式な参加チームとしてFIA(国際自動車連盟)のリストに上っているのは、マクラーレンだ。従ってドライバーの契約相手はマクラーレンとなる。他の誰でもない」

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