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ハミルトン「最終戦のポイント2倍制にいまさら文句を言っても始まらない」

2014年11月04日(火)18:07 pm

先週末のF1アメリカGP(第17戦)で5連勝を飾ったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。今季の勝利数を10に伸ばすとともに、F1通算でも32勝目をあげ、ナイジェル・マンセルが持っていたイギリス人ドライバーとしてのF1通算優勝回数を更新するという記録も打ち立てた。

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今季のタイトル争いにおいても、唯一タイトル獲得のチャンスを残すチームメートのニコ・ロズベルグとの差を24ポイントに広げ、圧倒的に有利な条件で残り2レースに臨むことになる。

実際のところ、2レースを残す段階で24ポイントの差がついているということは、普通であればハミルトンがタイトル争いに王手をかけたことになる。だが、ハミルトンにとって悩ましいのは、最終戦でポイント2倍制が適用されることだ。最悪の場合は、今季すでに10勝をあげているハミルトンが、現時点でまだ4勝のロズベルグにタイトルを奪われてしまう可能性も残っているからだ。

ハミルトンもそれを認め、次のように語った。

「もし、このあとの2レースでもポイントが同じだったら、僕はもっと楽な気持ちでいられただろうね」

「でも、まだどうなるかは分からないということも分かっている。それが今年のルールだからね。それにどうこう言っても始まらないよ」

だが、ほとんどのF1関係者は、もしクルマにトラブルが発生したり、何らかのクラッシュに巻き込まれたりするようなことさえなければ、ハミルトンが最終戦のアブダビでチェッカーフラッグを受けた時点で今季のタイトルが確定するだろうと考えている。

そうなれば、ハミルトンはそれを祝い、そして2016年以降のメルセデスAMGとの新たな契約交渉に向かうことになるだろう。

アメリカGPが開催されたオースティンで、ハミルトンはこれまでマネジメントを委託していたサイモン・フラーとの契約を解除したことを認めている。ハミルトンは今後自分自身でメルセデスAMGとの交渉をまとめることも「まったく問題ない」と思っていると語った。

「ニコも自分自身でやったし、セバスチャン(ベッテル/レッドブル)も自分でやった。だから僕にもそれができなかったはずはないんだ」

ハミルトンは、以前自分のマネジメントを担当していた父親のアンソニーと再び手を組むことはなさそうだ。その可能性に関して「ないね」と否定したハミルトンは「僕と父との関係は(今は)すごくうまくいっているけどね」と語ると、次のように付け加えた。

「僕はこのチームで長くやっていければと思っている。大きな変化を求める必要など何もないよ」

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