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エンジン開発凍結の解除に過半数が賛成

2014年10月12日(日)7:05 am

F1ロシアGP開催中の10日(金)に行われたチーム代表らの記者会見で、エンジン開発凍結の解除に向けた動きが加速していることが明らかになった。

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メルセデスエンジンが圧倒的な強さを誇る今年のF1だが、現在のルールでは、各エンジンメーカーはパワーユニットの48パーセントを上限とする範囲でしか変更を行うことができない。

ルノーやフェラーリのエンジンを使うチームはこの変更を求めているが、メルセデスAMGは当然ながら反対の立場を取っている。

ルノーエンジンを使うレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、9月の第14戦シンガポールGPでメルセデスAMGが規制緩和の一部に同意したと語った。

「少し前に同意したばかりなのに、その後突然、同意した中身を思い出せなくなって考えを変える人もいる。それで今、少し動いていることがあるんだ」

また、主要6チームとFIA(国際自動車連盟)、F1の商業権を持つFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)からなるストラテジーグループでこの問題が議論され、過半数の賛成を得たこともホーナーは明かした。現在は、F1委員会の承認を得る段階になっているという。

「委員会の投票結果を待つことになる」とホーナー。

「FIAは賛成だし、FOMも賛成だ。当然メルセデスエンジンでないチームも賛成している。これでどうなるか、およそ1ヶ月で分かるだろう」

しかしホーナーは、ルール変更には全チームの合意が必要であることも認めている。

フェラーリのチーム代表マルコ・マティアッチは、「クリスチャンに賛成だ」と話した。

「これで、エンジン凍結を解除する方向に動くことで過半数の賛成を得た。F1委員会でどうなるかを見てみよう」

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