「雨用のセットアップでは、この順位も仕方なし」／レッドブル、F1日本GP2日目
F1日本GP2日目を終え、レッドブルのダニエル・リカルドとセバスチャン・ベッテルが次のようにコメントした。
■ダニエル・リカルド「セバスチャンのニュースにびっくり」
フリー3／6番手
予選／6番手
「セバスチャン（ベッテル）のニュース（チーム脱退）にはすごく驚いた。今朝まで知らなかったよ。セバスチャンが去り、ダニール（クビアト）がやってくる。チームに大きな変化がふたつ訪れるわけだ。でも、きっとセブ（ベッテル）はレッドブルで仕事をやりとげ、次のステップに進むときだと思ったんだろうね。この一年、彼とレースをしながら、その仕事ぶりを目の当たりにできて嬉しいよ。シーズン前から彼の仕事に対する姿勢はいろいろと聞いていたんだ。今年、それを横目に彼と戦うことができてよかった」
「ダニールが加入したら、きっと速さを発揮するだろうね。彼のことはわりとよく知っている。彼との仕事は、いい刺激になるに違いない」
「昨日のフリー走行で失敗したが、予選でよく挽回したと思う。もっといいところに行けるかと思ったが、現実的に、今日は6番手が精いっぱいだったかもしれない。明日は雨さえ降れば、もう少しいい走りができるはずだ」
■セバスチャン・ベッテル「レッドブルで最後の5戦をいいレースに」
フリー3／15番手
予選／9番手
「予選にはあまり満足していない。今朝のフリー走行で走り込みが足らなかったのは確かだが、路面に合わせて走ることができず、後手に回ったのは確かだ。いつもなら気持ちよいはずの各コーナーが、今日はちょっと苦労した。いい状況とはいえないが、明日は雨が降ったらチャンスはまだある。でも、もし降らなかったらこのスタート位置からでは大変だろうね。まあ、いずれ分かることだ」
「レッドブルと僕は、互いにすばらしい戦いを積み重ねてきた。すごく居心地のよいチームを去るのだから、もちろん寂しい。でも、生きていればいつかは別のことに挑戦したくなるものだ。僕らはよい時を過ごしてきた。最後の5戦は、互いにいいレースにしたいものだよ」
「なぜ辞めるのか。それはチームが嫌いだからじゃない。特定の個人やチームの状況が気に入らないわけでもない。何かから逃げ出すと思ってほしくない。ただ、今がその時と感じたんだ。僕の内なる声や、新たな挑戦を欲する自分がどんどん大きくなったんだ。僕自身の決断だけど、向き合うのは簡単じゃない。でも、自分の気持ちにうそはつけないよ。その方向に進むだけさ」
「心の整理はつけた。今が新たなスタートを切るときだ。レッドブルとは15年を共にしてきた。とても難しい決断だったよ。しんどい一日だ」
