四度のF1世界王者セバスチャン・ベッテルを陰日向なく支えてきたギヨーム・”ロッキー”・ロクランの来季昇進がレッドブルから発表されたのは、今年に入ってからだ。
新任は、現在フォース・インディアに所属するジャンピエロ・ランビアーゼの予定である。
そしてこんどは、チームのチーフメカニックだったケニー・ハンドカマーがレッドブルを抜けた。ドイツ『Bild(ビルト)』紙が伝えたもの。
「ケニー・ハンドカマーは即刻、辞職した」と、ヘルムート・マルコ博士も認めている。
マルコによると、ハンドカマーはF1第15戦日本GP開催中の鈴鹿にも姿を見せていない。
「チームの再構築に際して、より肩書にふさわしい人材を探し当てた」と、マルコはいう。
ベッテルを巡るうわさとハンドカマー脱退のニュースを結びつけようとする者もいる。
2日(木)、ベッテルはさまざまな憶測を煙に巻いていた。フェルナンド・アロンソがフェラーリを辞めたら、空席を埋めるドライバー候補のひとりはベッテルだという。
「この二、三年、とくにこの時期は常にうわさが立つね」と、ベッテル。
またこの日、イタリア『Autosprint(オートスプリント)』は鈴鹿から記事を発信。かつてトロロッソでベッテルを補佐したレースエンジニアのリカルド・アダミが2015年、同チームからフェラーリに移籍すべく準備中だという。