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やむことのないアロンソとフェラーリのうわさ

2014年09月25日(木)16:47 pm

今週、F1界で最も話題に上っている男はフェラーリのフェルナンド・アロンソだろう。

かつて2度F1チャンピオンに輝いた元F1ドライバーのミカ・ハッキネンもその成り行きを見守っているひとりのようだ。

ハッキネンはスポンサーの『Hermes(エルメス)』とのインタビューにおいて、長年にわたって君臨してきたルカ・ディ・モンテゼモーロがフェラーリを去ったことに言及しながら「永遠に変わらないものなどないよ」と語ると、次のように付け加えた。

「もちろん、フェラーリの変化はそれだけではないだろう。いろんなうわさがささやかれているしね」

現在、そのうわさの主役を務めるのはアロンソだ。現時点において最高のF1ドライバーだと目され、どのチームも獲得を望んでいると言われるアロンソだが、ついにフェラーリに対する忍耐も尽きたようだと考えられている。

だが、最近のうわさの展開状況をみると、アロンソとフェラーリは、円満のうちに離別の時を迎えようとしているのかもしれない。

スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』は、フェラーリの中にはアロンソの「排除」の望む派閥もあり、そうすればフェラーリは今後数年かけて平穏のうちにチームの再建が可能になるという考えを抱いていると書いている。

確かに、もしアロンソの離脱がはっきりすれば、少なくとも現在のようにうわさ話がつきまとうような状況からは抜け出すことができるだろう。

だが、いずれにしても、もうしばらくはそうしたうわさからは逃げようとしても逃げられないのは間違いないようだ。

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が、フェラーリではメルセデスAMGのルイス・ハミルトンをアロンソの後任ドライバーのひとりとして検討しているかもしれないと報じれば、『Tuttosport(トゥットスポルト)』は、4年連続F1チャンピオンであるレッドブルのセバスチャン・ベッテルはすでにフェラーリと仮契約を済ませているのではないかとの推論を展開している。

そのベッテルは、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対して、次のように語り、そうしたうわさをあらためて否定している。

「これまで事あるごとに言ってきたけれど、僕には来年もレッドブルとの契約があるんだ。僕はこれからもレッドブルで走るし、それを基本に置いて仕事に取り組んでいるよ」

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