メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであり、親会社メルセデスのモータースポーツ責任者でもあるトト・ヴォルフは、2012年まではウィリアムズの取締役を務めており、現在もまだ同チームの株主でもある。
メルセデスへの移籍以来、ヴォルフは15パーセント以上所有していると言われるウィリアムズ株式の売却を進めており、今年6月にはそのうち5パーセントにあたる株式がアメリカで健康機器メーカーを経営するブラッド・ホッリンガーに売却されたことが明らかとなっていた。
そして、今回『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』が報じたところによれば、ホッリンガーにはさらに2パーセントのウィリアムズ株式購入オプションが与えられているという。その価値はおよそ570万ドル(約60億円)に相当するとされている。
F1ビジネス記者であるクリスチャン・シルトとキャロライン・リードは、次のようなヴォルフのコメントを紹介している。
「私は現在(ウィリアムズ株式を)10パーセントちょっと所有しており、ブラッドはあと2パーセントを購入できるオプションを持っている」
「だから、もし誰かそれにふさわしい人がいれば、恐らく私はもう少し売却することになるかもしれないね」