ダニエル・フンカデッラが2015年F1ドライバー候補に踊りでた。
フンカデッラはメルセデスに乗ってDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦する、同メーカーと関係の深い23才のスペイン人。今季フォース・インディアの控えドライバーとなり、今週末のF1第13戦イタリアGP初日午前のフリー走行で最初の30分、ドライブを担当する。
スペイン『El Confidencial(コンフィデンシアル)』紙によると、フンカデッラは来季、セルジオ・ペレスに替わるフォース・インディアのドライバーとして候補に上がっている。2015年のシートについてペレスは、他チームと交渉中とのことだ。
フンカデッラには、カザフスタンの首都アスタナがスポンサーについている。同市をPRしようと、フォース・インディアの2014年型車にAstanaのロゴを露出している。
フンカデッラは、2015年F1デビューの可能性について次のように話している。
「もちろん(F1昇格は)あり得る。彼ら(アスタナ)も変わらず熱心だが、この手の話は得てして”いちばんの大金を持ってきた者勝ち”のゲームに陥りやすい。なので、どうなるか分からないよ。何人かのドライバーの話を聞くと、あまりの金額にバカバカしくなる」と、フンカデッラはいう。
「来年について彼ら(アスタナ)は、僕が頼りだ。狙いは一本さ。だが、金銭面で常識的な線は譲れない」
「僕のスポンサーは、誇張のない金額で何年も僕を支えてくれている。数百万ドルもの金で毎年あちらこちらをスポンサーして回るところとはわけが違う」
「僕はメルセデスでDTMを戦っている。それはそれで、とても満足だ。誰にとっても納得がいくスポンサーシップでなければならない」