フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、チームとの契約が切れる2015年以降も残留する「つもり」だと語った。
マシン性能に不満を示しているというが、さらに二年フェラーリに残る見通しだ。
来年、ホンダとのワークス契約が始まるマクラーレンとの関係も取りざたされるが、2016年以降、実に九桁の大金でフェラーリと新たな契約を結ぶとのうわさだ。
「僕には二年の契約がある。もし残るつもりだとしても、急いでサインすることはない」と、アロンソはスパ・フランコルシャンでイタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に語った。
「あのように誇張され、ことばがひとり歩きした情報がどうして出回るんだろうね。僕のイメージを汚すつもりなんだろうか」と、アロンソ。「でも、大したことじゃない」
フェラーリ批判とまではいかないが、彼は21日(木)、トップに返り咲くためならリスクも冒すというチーム代表、マルコ・マティアッチの発言に疑問を呈している。
「僕らはもっと冒険すべきだという意見を何年も耳にする」と、イタリア『Autosprint(オートスプリント)』に話すアロンソ。
「2011年の終わりにも聞いたセリフだ。そして2012年、僕らはフロントサスペンションにプルロッド方式を採用した」
「ただ冒険すればいいってものじゃない」と、アロンソ。「大切なのは、すべての足並みを揃えることだ。マシンを改善するだけじゃなく、工場も施設もよくしなくちゃ」
1億ユーロ(約137億8,100万円)とうわさされるフェラーリとアロンソの新契約について『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に質問されたメルセデスAMGのトト・ヴォルフは、次のように答えている。
「その数字がほんとうかどうかなんて、今のドライバー市場に関係はない」と、ヴォルフはいう。
「若いドライバーはいくらでもいる。例えばダニエル・リカルド(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ダニール・クビアト(トロロッソ)だ。彼らの契約金は100万(約1億3700万円)か200万ユーロ(2億7,500万円)がせいぜいだよ。むしろドライバーのサラリーは下がっているとみて間違いない」