メルセデスAMGのトト・ヴォルフは、ロータスとメルセデスの2015年エンジン契約締結が間近だと語った。メルセデス製V6ターボは、今年のF1でトップ性能を誇る。
英エンストンを本拠とするロータスは今季、ルノー・エンジンに苦しんでいる。ロータスとメルセデスの契約は決まったも同然と、F1パドックではほとんど公然の秘密だ。
長年のクライアントであるマクラーレンが来季ホンダと手を組むなか、ロータスとの新たなタイアップについて質問されたヴォルフは、イタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に次のように答えている。「今のところ、その方向に向かって進んでいる」
今季のチームに不満気なのは、ロマン・グロージャン(ロータス)だ。彼は、メルセデスとの契約が発表されるまで2015年のスケジュールを空けたままにしている。
F1第12戦ベルギーGPのパドックでは、将来について次のように報道陣に話していた。「すべてオープンの状態だ」
以上のように、メルセデスとの契約待ちといわれるグロージャンだが、21日(木)に開かれたFIA(国際自動車連盟)主催の公式会見では、こう話している。「ロータスにとってベストな将来を視野に準備する考えだ」
「過去数年、チームは最高のマシンを設計してきた。今後、それが変わるとは考えられない」