フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は、3戦連続表彰台を獲得したチームメートのバルテリ・ボッタスを「恐れていない」と語っている。
■【ドイツGP後】F1ポイントランキング(ドライバーズ/チーム)
F1第10戦ドイツGPでボッタスは、無敵の強さを誇るメルセデスAMGのルイス・ハミルトンに追い上げられたが、終盤抑えきって2位を獲得した。
ボッタスについては、「来る10年のスター」と元F1ドライバーのパトリック・タンベイが『RMC Sport(RMC スポール)』に絶賛している。
対してマッサは、ドイツGPスタート直後にケビン・マグヌッセン(マクラーレン)と接触してリタイア。第9戦イギリスGPではキミ・ライコネン(フェラーリ)のクラッシュに巻き込まれており、2戦連続で不運なリタイアとなった。
しかしマッサは、ボッタスに対して強気の態度を変えていない。ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に次のように語った。
「彼は強敵だ」とマッサ。「でも、彼を恐れる理由なんてない。あり得ないよ」
「自分の力も、チームのために何ができるかも、自分のスピードも分かっている」
「彼に負けているものは何もない。この数戦も、彼と同じか、それ以上のことをやってきた」
しかしマッサは、現在61ポイントもボッタスに後れをとっている。
「そのことはまったく気にしていないよ」
「彼の結果は僕もうれしい。それだけの仕事をして勝ち取ったものだからね。でも、僕に起きたことがなければ、レッドブルの前に出られていた」
マッサは、フェラーリ時代にはチームメートのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に完全に抑えられていたが、その頃とは違うと考えている。
「自分の問題だとか、自分が進歩する必要のあるときのほうが大変だ」
「こういう時期はいつか終わるよ。自分のペースについては何の心配もしていない」
「自分が遅くて、自分の責任で結果が出ないのなら、また違っていただろうけどね」