レッドブルのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドが、ホッケンハイムリンクで行われるF1第10戦ドイツGP(20日決勝)に向けて意気込みを語った。
■【写真】セバスチャン・ベッテル(レッドブル)/F1イギリスGP
■セバスチャン・ベッテル「ファンにお返しがしたい」
「ホッケンハイムリンクでは、いつも雰囲気を楽しんでいるんだ。朝コースに着くと、もうサーキットはファンでいっぱいだし、クルマからも、スタンドにあるたくさんドイツ国旗が見える。サイン会もいつでも大盛況だ。ホッケンハイムですごく楽しいのは、そういう小さなことなんだ」
「本当に励まされるよ。フリー走行でも、スタンドのファンは何があっても自分を応援し味方してくれるというのが分かるんだ。もちろん、ファンにはできる限り最高のお返しをしたいと思うものだけれど、自分の力ではどうしようもないときもある。それでも、週末は攻めていくし、全力を尽くすよ」
■ダニエル・リカルド「バランスがすべて」
「ホッケンハイムはかなり短いけれど、ちょっとずつあらゆるものがそろっているタイプのコース。特にドライバーの力がすごく試されるコースという感じではないかな。でも、高速の1コーナーとスタジアムセクションへ入る右コーナーでは、かなりの勇気が求められるね。そういうコーナーを高速で抜けられるという信頼をクルマに抱けるかどうかで大半が決まる。もう1つ必要なのは、ヘアピンへの激しいブレーキングで安定しているかどうかだ」
「とにかくバランスがすべてだね。スタジアムセクションとブレーキング時の安定感を考えてダウンフォースがほしいところだけれど、同時にストレートであまり空気抵抗を増やしたくないんだ」