NEXT...F1開催スケジュール

「ドイツGPはロズベルグのホームレースじゃない」とハミルトン

2014年07月08日(火)16:49 pm

先週末に行われたF1イギリスGP(第9戦)ではルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝。今季のタイトル争いのライバルであるチームメートのニコ・ロズベルグがまさかのリタイアでノーポイントに終わったことにより、レース前には29ポイントに開いていたポイント差が一気に4ポイントに縮まった。

■【写真】ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)/F1イギリスGP

再びF1チャンピオン争いの最前列に返り咲き、元気を取り戻したハミルトンは、サーキット外でのロズベルグとの心理戦にもいっそう力が入ってきたようだ。

ハミルトンは、イギリスGP決勝後に、メディアに対して、残りの10レースに向けて「戦闘モード」に入ると宣言し、まずは次戦、ロズベルグのホームレースとなる2週間後のホッケンハイム(ドイツGP/20日決勝)から攻めていくと語り、早速その心理戦の口火を切っている。

ハミルトンは、記者たちに向かって次のように語った。

「はっきり言えば、ニコはこれまで実際にドイツに住んだことはないから、ドイツGPは本当は彼のホームレースじゃないんだよね」

「カートでレースをしていたころ、彼はドイツの旗を持ったグリッドガールのわきに立ったことなんてないよ。彼はいつもモナコの旗の横に立っていた」

6月末に29歳になったばかりのロズベルグの母親はドイツ人であり、ロズベルグ自身もドイツのヴィースバーデンで生まれたことから正式な国籍はドイツに置いている。だが、彼の父であり、元F1チャンピオンのケケ・ロズベルグはフィンランド人であり、ロズベルグ自身もモナコで人生の大半を過ごし、現在もモナコに自宅を構えている。

「僕は、彼がモナコで育ったのを知っている。だから、モナコが彼のホームタウンだよ」

とハミルトンは続けると、次のように付け加えた。

「彼はドイツ人だし、フィンランド人だし、モナコ人だったりもするわけだ。だからモナコでも応援してもらえるし、ドイツでもいつも大きな声援をうけていたよ。どこであれ、ほかのドライバーの本拠地で、彼らを打ち負かすのはいい気分さ」

一方、イギリスGPをリタイアに終わったロズベルグが勝利に向かって走行していたハミルトンに対して、ちょっとしたアドバイスやヒントを提供していた、というトト・ヴォルフのコメントが報じられ、それを耳にしたハミルトンはとげとげしい反応を見せている。

「トトがそんなこと言ったって? そりゃいいや。トトはガレージのあちら側(ロズベルグ側)にいるのが好きなのさ」と冗談めいた口調でハミルトンは答えた。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック