アメリカのNASCARチーム共同オーナーであるジーン・ハースは、現在2016年からのF1参入を目指してチームの立ち上げに取り組んでいる。
最近、そのハースと、新チームで代表を務めることになるギュンター・シュタイナーとの間に意見の相違があり、そのことでシュタイナーがハースのF1プロジェクトを離れるのではないかとのうわさも流れていた。
だが、かつてレッドブルやジャガーといったF1チームの技術責任者を務めていたシュタイナーは、このうわさを否定。そして、ハースも新F1チームはシュタイナーがすべてを把握できるこぢんまりしたチームにしたいと語り、シュタイナーに絶大の信頼を置いていることをほのめかした。
F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトは、15日(日)の『Telegraph(テレグラフ)』に、ハースのチームはおよそ200名から250名のスタッフ規模になるだろうと書いた。
これに関して、ハースは今週、『Daily Mail(デイリー・メール)』に対し、限られた予算の範囲で小規模な管理体制を構築することが目標だとし、次のように語った。
「レースチームを運営するのに500人ものスタッフをどう管理すればいいのかなんて分からないよ。それはあまりにも多すぎるとしか思えない」
「我々はギュンター(シュタイナー)がすべてを掌握できるようなものを目指しているんだ。彼は全員と毎日話ができるようにしないとならない。だから、500人も抱えていたらどうしようもないだろう」