現地時間5月31日(土)にインディカーの今季第6戦「インディ・デュアル・イン・デトロイト」第1レースが、デトロイトのベルアイル市街地コースで開催され、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今季2勝目を飾った。
日本人元F1ドライバーの佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は15番手からのスタートだったが、ギアボックストラブルが発生し、その交換作業のために大きくタイムロス。結局トップから4周遅れの18位でレースを終えている。
2位にはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのグラハム・レイホール、3位にはチップ・ガナッシ・レーシングのトニー・カナーンが入った。
レース後、佐藤琢磨は次のように語った。
「今日は、本当に厳しいレースでした。レース序盤にドライブトレインに問題を抱えてしまい、ギアボックスの交換を余儀なくされてしまいました。幸運なことに修理はできましたが、それで4周遅れとなってしまいました。明日もレースがありますので、今日はそのテスト走行という形で利用しました」
「クルマはかなり限定された状況においては非常によかったです。特に、レース中盤に路面にラバーが乗ってきてからは、プライマリータイヤでのクルマの調子はよかったです。ある段階ではクルマは本当に調子がよくなり、かなりの速さを示すことができましたので、それには勇気づけられました。まだいくつかやるべきことが残されてはいますが」
デュアルレースとして行われる今季第7戦決勝は現地時間6月1日(日本時間6月2日早朝)に行われる。