NEXT...F1開催スケジュール

ハミルトン「ベッテル最強時代より今年のほうが面白い」

2014年05月23日(金)15:15 pm

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、今シーズンはここまでメルセデスAMGが圧倒的な強さを示しているものの、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが最強を誇っていた過去数年よりは、今年の方が見ている者にとっても面白いはずだと語った。

今季開幕以来圧倒的な強さを示しているメルセデスAMGだが、特に、スペインGP(第5戦)で4連勝を飾ってドライバーランキングのトップに立ったハミルトンは、すでにドライバーポイントを100ポイントの大台に乗せている。

それを3ポイント差でチームメートのニコ・ロズベルグが追う展開となるが、3番手のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とハミルトンとの差は5レースが終わった段階ですでに51ポイントもの大差がついている。

もう今季のF1タイトルのゆくえは、このメルセデスAMGのドライバーのいずれかに絞られたと考える者も多く、これからも同じようにメルセデスAMGの独走が続けば、今年のF1タイトル争いの興味も薄れてくるのではないかと危惧(きぐ)する声すら聴かれている。

だが、ハミルトンは、現在メルセデスAMGが圧倒的な強さを見せているものの、自分とロズベルグの戦いがあることで、これまで何年かにわたってベッテルが圧倒的な強さを示していたときよりも格段にワクワクできるものとなっているはずだと次のように語った。

「いいことは、セバスチャンみたいな形じゃないってことだね。彼はすべてのレースで(誰に対しても)30秒から40秒ものリードを築いていた。でも今のメルセデスAMGはそうじゃない。僕はチームメートとレースをしている」

「だから、僕にはライバルがいるし、そのことに感謝しているよ」

だが、一方のベッテルは、かつてレッドブルがほかのチームに対して築いていた差など、今年のメルセデスAMGが持つ優位性とは決して比べ物にならないと次のように語っている。

「僕たちはこういう状況になったことはかつて一度もないよ」

「ここまで5レースが終わったけれど、僕たちが開幕5連勝を飾ったことなど一度もなかったと思うよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック