フェラーリのフェルナンド・アロンソが、カタルーニャ・サーキットで行われるF1第5戦スペインGP(11日決勝)に向けて意気込みを語った。
フェルナンド・アロンソ
「もし僕が今週末も表彰台を目指すことができると言えば、それはうそになる。中国での結果(3位表彰台)はチームを勢いづけるものだった。でも、あれはいろんな状況によってそうなっただけのことだ」
「スタート直後の接触でも幸いなことにクルマにダメージを受けなかったし、2台のレッドブルは少し遅れ、僕のピットストップは速かった。つまりこうした多くの要素が僕を表彰台に導いてくれたんだ。再びそうするためにはすごく特別な週末になる必要があるし、ここで表彰台に上れるなんてことはちょっと信じられないね」
「ここでは、サーキットの特性が僕たちに少し味方してくれるかどうか、様子を見るしかない。なぜなら、それほどストレートは多くないし、長いのはピットの前の1本だけだからね。いくつか新しいパーツもあるけれど、特別なものは何もないんだ。僕たちは現実的だし、一歩ずつ改善を進めてあきらめることはしないよ」
「メルセデスAMGとは大きな差がある。でもタイトル争いはまだこの先に長い道のりが待っている。僕たちはフェラーリのすべての能力を使って、差を縮め、もっと競争力を高めるためにできることは何でもやらなくてはならない。回復には時間がかかるだろう。だから、改善を果たせたときにはまだタイトル争いには間に合う状況であることを願わないとね」
「ここは僕たちにどれだけの競争力があるかをチェックするにはいいところだし、何らかの答えが見つかると思う。そして、次はモナコとカナダというまったく違うタイプのサーキットに向かうことになる。この段階になれば、いろんなことが分かってくると思っているよ」