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F1バーレーンGPは終盤のセーフティカー導入までは「退屈」だったとレッドブル

2014年04月09日(水)9:21 am

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、先週の日曜日(6日)に行われたF1バーレーンGPがそれほどスリリングなものだったとは認めていない。

今年から導入された新しいルールによってF1が「退屈」なものになったというあら探しのような声が多く聞かれていたものの、バーレーンGPはタイムリーに大きな見せ場をもったレースとなったと称賛されている。

バーレーンGPでチームメートのルイス・ハミルトンと激闘を繰り広げたメルセデスAMGのニコ・ロズベルグは、8日(火)に行われたバーレーンでのテストの後、ドイツのテレビ局『ARD』に次のように語った。

「それまではさんざん批判されていたよ」

「でもレースを見た人たちは、あれはこれまでで最高のレースだったと言っているよ」

だが、新ルールに対して声高に不満を表明しているチームのひとつであるレッドブルのマルコは、必ずしもそう考えてはいないようだ。マルコはオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように述べている。

「本当に素晴らしいレースだったのは、セーフティカーが戻ったあとだけだよ」

パストール・マルドナード(ロータス)に追突されて1回転してしまったエステバン・グティエレス(ザウバー)のクルマを撤去する間導入されていたセーフティカーがピットへ戻り、レースが再開されたのは57周で争われたバーレーンGPがあと残りわずか10周を迎えたときだった。

ハミルトンとチームメートのロズベルグの間で壮観な戦いが繰り広げられ始めたのは、まさにそのときからだった。

「もしセーフティカーが導入されなかったら、比較的退屈なレースで終わっていたんじゃないかな」、とマルコは主張した。

ロズベルグは、メルセデスAMGのライバルたちが現在の状況に満足していないのは「当然」だと次のように語った。

「僕たちは新しいルールを最大限に生かしているし、現時点では絶対的な強さを誇っている。だから、ほかのチームたちがそれを好ましく思っていないのは当然だよ」

「昨年、最高の仕事をしていたのはレッドブルだったけれど、今そうしているのは僕たちだ。だから、それを快く思わない者たちが突然今年のルール変更に対して泣き言を言い始めたのさ」とロズベルグは結んでいる。

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