レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、セパン・インターナショナル・サーキットで行われるF1第2戦マレーシアGP(3月30日決勝)に向けて意気込みを語った。
セバスチャン・ベッテル
「クルマに関してやるべき仕事はまだたくさんあるけれど、ペースが予想以上にいいことがオーストラリアで分かって励みになった。これを足がかりに、次の2戦からはポイントをしっかり獲得したいね」
「次に向かうクアラルンプールは、好きな街だ。市街地は無味乾燥に見えるときもあるけれど、角を一つ曲がった途端、通りが夜市の活気であふれていたりする。時間があるときはいつも、何があるか見に行くようにしているんだ」
「コースについては、追い抜きの可能性があるのは2ヶ所。1コーナーと最終コーナーの手前で、どちらも長いストレートのあとにある。僕が一番好きなのは、5コーナーと6コーナーだ。サーキットの難しさもさることながら、熱帯の暑さにも適応しなきゃならない。湿度が90%に達する中で走ることもあるし、午後はすごい雷雨になることも珍しくない」
「そこからバーレーンへ向かう。冬季テストで行ったばかりだから、慣れ親しんだ感じがするだろうね。蒸し暑いマレーシアのあとなら、乾燥した暑さがうれしいかな」
「サーキットは砂漠の真ん中にあるから、風で巻き上がった砂がレーシングラインにのっていることもある。高速、低速、中速のコーナーがうまく組み合わさったサーキットで、かなりテクニックが求められるね。僕は、シャンパンの代わりにもらうローズウオーターも好きだよ!」