16日(日)に行われた今季のF1開幕戦オーストラリアGP決勝では、大方の予想通りメルセデスAMGのニコ・ロズベルグが圧倒的な強さを見せて優勝を飾った。
だが、このレース終了後大きな注目を集めることになったのが、デビュー戦で素晴らしいパフォーマンスを発揮してみせたマクラーレンの新人ケビン・マグヌッセンだった。マグヌッセンは3位でフィニッシュしたが、その後2位フィニッシュだったレッドブルのダニエル・リカルドが失格したことにより2位に繰り上がっている。
さらに、今シーズンのもうひとりの新人であるトロロッソのダニール・クビアトも、デビュー戦でいきなり入賞を果たし、F1関係者の注目を集めることとなった。
かつて3度F1チャンピオンとなった伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの会長を務めるニキ・ラウダも次のように語った。
「この2人は、なによりもまず大きな才能を持っているよ」
そう語ったラウダは、この2人の若手ドライバーがこれまでほとんど実際にサーキットでテストもすることなくレースに臨んだにもかかわらず、非常に高いレベルでのパフォーマンスを発揮したことに感心したようだ。
ラウダは、これも世代の違いがなせるわざだと語り、ほほ笑みながら次のように続けた。
「私の子供もそうだ。まだ4歳半なのに、すでにコンピューターゲームでは私よりも達者なんだ。私らの時代に比べると、彼らは全く違う育ち方をしているからね」