元ロータスのチーム代表であったエリック・ブーリエは、移籍したマクラーレンにおける公式の肩書は「レーシングディレクター」だ。しかし、実際には自分が新しいチーム代表だと20日(木)に語った。
ブーリエが、マクラーレンの本拠地ウォーキングでの業務を開始したのはほんの2週間前のことだ。今週バーレーンで行われているF1公式シーズン前テストには、すでにマクラーレンのグレーのチームウエアを着たブーリエが初めて現場を訪れている。
公式には、最高責任者のロン・デニスが率いるマクラーレンでは、まだ40歳と若いブーリエはマネジングディレクターのジョナサン・ニールやほかの「上級管理職」とともに仕事をすることになり、現時点ではまだその名前が明かされていないマクラーレンの新たなチーム代表者の配下に置かれることになっている。
だが、最終的にはこれまでチーム代表であったマーティン・ウィットマーシュがチームを去ることになると考えられている中、ブーリエは、自分が実質的に新しいチーム代表になったのだとバーレーンでイギリスの『Sky(スカイ)』に対し次のように語った。
「そう、サーキットでは間違いなくチーム代表としての役割を担うことになるし、サーキットの外においては、チームとしてのパフォーマンスに目を向けなくてはならなくなるとでも言っておこうか」
一方で、ブーリエはチームに1人の代表がいるという古い概念は今や機能していないと次のように続けた。
「時代は変わったし、進んでいる。今日ではチーム代表としての仕事だけをしているわけにはいかないんだよ」
「今ではチームも大きくなってきているし、最大の成果を上げるためには、組織内の責任も共有していかなければならないんだ」