フォース・インディアのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンが、2014年に導入された新V6ターボエンジンは、これまでよりもサイズダウンされ、音も小さくなるものの、ストレートにおける最高速はこれまでよりも速くなりそうだと語った。
今シーズンはエンジンが変わったばかりではなく、ダウンフォースを劇的に減らす新たなレギュレーションが導入されている。
これまでにも1998年に、そして2009年にもこうしたダウンフォース削減のルール変更が行われたことはあったものの、グリーンは2014年に向けた大きな変更はこれまでと「決定的に違うものだ」とし、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ次のように語った。
「ダウンフォースは同じ部分で失われ、それは非常に顕著だ」
「だが、今回は空気抵抗も同様に大きく減らされる。以前はダウンフォースが削減されても、空気抵抗はそのまま同じだった」
それは、2014年には最高速が高くなることを意味するのか、と尋ねられたグリーンは、次のように答えている。
「そうだ。私としてはこれまでより約時速15kmは速くなると思っている」