アメリカのレーシングチームが、2015年からF1にエントリーすることを目指している。
FIA(国際自動車連盟)は昨年12月、2015年もしくは2016年から新たにF1に参入を希望するチームを募集すると発表していた。2012年限りでHRTが撤退したことにより、かつて12チームだったものが、現在は11チームとなっているためだ。
そして、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは16日(木)、これに興味を示している2人の関係者と交渉をしていると述べた。
さらに、その1人がアメリカのNASCARに参戦しているスチュワート・ハース・レーシングの共同オーナーであるジーン・ハースであることも明らかとなった。ハースは、次のように語った。
「我々はFIAの呼びかけに対し、興味があるとの回答をした。今後数週間のうちにさらに詳細についての話し合いを行うことにしている」
報道によれば、世界有数の工作機械メーカーであるハース・オートメーション社の設立者でもあるハースの純資産は7億4,000万ドル(約772億円)にも上るという。
そして、もしハースのチームがF1に参戦することになった場合、チームの本部は米国ノースカロライナ州のシャーロットに置かれることになるだろうと言われている。