このほどFIA(国際自動車連盟)会長2期目に突入したジャン・トッドは、F1のカーナンバー再固定化への支持を表明した。
かつてF1ファンにとって、お気に入りのドライバーが同じカーナンバーをつけるのは当たり前のことだった。代表的な例が、フェラーリ時代のジル・ビルヌーブが使った27番、それに「レッド・ファイブ」の異名をとったナイジェル・マンセルがウィリアムズでつけていた5番だ。
ところが近年は、F1コンストラクターズ選手権の順位によってFIAからカーナンバーが割り当てられる形式がすっかり定着した。
それが最近になって、F1チャンピオンがつける『1』を唯一の例外として、固定ゼッケンに戻す動きが活発になってきた。
FIA会長再選を果たしたトッドは、母国フランスの『L’Equipe(レキップ)』へ次のように話す。「いいんじゃないか、大賛成だよ」
「世界チャンピオンが『1』を着用するのは例外として、ドライバーが同じゼッケンをつけるのはいいことだと思う」
「最近のF1を見ていて、ドライバーがどんな名前で何番のゼッケンをつけているか分かりにくいったらありゃしないからね」
「スポンサー向けにマシンのスペースを確保したいチームの事情は理解している。しかし、何か方法はあるはずだ。例えばヘルメットに番号を表示させるとかね」