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リカルドはベッテルを攻めるべきだとハミルトン

2013年12月09日(月)12:10 pm

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、4年連続でF1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の来季チームメートとなるダニエル・リカルドに対し、最初のコーナーからベッテルに対して「攻撃」するよう助言した。

ハミルトンは2007年、その時点で2年連続でのF1チャンピオンであったフェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)のチームメートとしてマクラーレンからF1デビューを飾った。

そして、ハミルトンはF1デビューレースとなったメルボルンでのF1オーストラリアGPで、なんとスタート直後の第1コーナーでアロンソを追い抜いてみせることで、F1でのキャリアをスタートさせた。

ハミルトンは、当時のことを振り返りながらブラジルの『Totalrace(トータルレース)』へ次のように語った。

「ロン(デニス/当時のチーム代表)から、僕がフェルナンドよりはだいぶ遅いだろうと言われたとき、僕はロンが間違っていると思ったよ」

「最初のレースから攻めることができたのは、僕がF1でやってきたことのなかでも最高の部類に入る出来事だ」

リカルドはすでにF1での経験を積んではきているものの、ハミルトンは2014年にトロロッソからレッドブルへと昇格するリカルドについて、自分がF1キャリアをスタートしたときと似ていると考えている。それは、リカルドのチームメートが4年連続F1チャンピオンのベッテルだからだ。

レッドブルとしてはもっと経験豊かなF1ドライバーを採用することもできただろうが、リカルドを昇格させたことは「理にかなっている」とハミルトンは考える。ハミルトンは次のように続けた。

「僕としては発表されたときには驚きだったよ。でも、彼らは若手ドライバーに経験を積ませるためにもうひとつチームを持っているわけだし、それが機能しているのはいいことだね」

「彼(リカルド)は、速いクルマで来季を迎えることになる。そのシートは大勢のドライバーたちが座りたいと思っているものだ。僕は違うけれどね。だって、僕にはすでに速いクルマがあるんだから」

「ともかく、僕は彼を応援しているし、彼がそのプレッシャーを克服できることを期待している。若手がトップチームに加入したときは常に強いプレッシャーにさらされるものだからね」

ベッテルのチームメートとして来季を迎えるリカルドは、キャリアの新たな局面にどう対処すべきだろうかと問われたハミルトンは、攻めていくべきだとし、リカルドが最初のコーナーでベッテルを追い抜き、彼自身の力を示すのを「楽しみにしている」と話した。

「彼にそうすることが求められているわけではないけれど、それはどんなドライバーにとっても素晴らしいことだよ」、と語ったハミルトンは次のように締めくくった。

「できれば、その光景を僕のクルマのバックミラー越しに見られればいいね」

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