ベッテル「1年が終わるのは悲しい気もする」
インテルラゴス・サーキットで開催されたF1第19戦ブラジルGP、決勝を終えたセバスチャン・ベッテル（レッドブル）は次のようにコメントした。ベッテルはこの優勝により、シーズン9連勝というF1新記録を達成し、年間13勝というミハエル・シューマッハの記録に、9連勝というアルベルト・アスカリの記録に並んだ。
【結果】F1ブラジルGP決勝の結果。優勝者のタイム、2位以下はギャップ
■セバスチャン・ベッテル（決勝1位）
「今日達成した記録を比較したいとは思わない。アスカリが走っていたころとは時代が違うから公平ではないからね。あのころは今よりもクルマが壊れることも多かったし、チームにも一貫性はなかった。だから、今日僕たちが作った記録は違うタイプのものだよ」
「僕たちのチームは、全員が仕事に向かい、それに全力を尽くすことを愛しているんだ。素晴らしく活気があるし、ある意味では1年が終わるのは悲しくもある。でも、それは仕方ないよね。全員がまた再充電するための休みを楽しみにしていると思うし、来年を楽しみにしているはずだ」
「今日の僕のスタートはそれほどよくなかったけれど、ロズベルグ（ニコ・ロズベルグ／メルセデスAMG）を追い抜くことができた。今日のレースがどういう展開になるかは分からなかった。2回目のピットインをしたときには、指示が遅れてしまいタイヤの準備ができるのを待たなくてはならなかった。それから数周でなんとかばん回したけれどね」
「今日は、マーク（ウェバー／チームメート）の最後のレースだった。最高の関係ではなかったけれど、それでも僕たちは常にプロとしてのレベルでお互いを尊重していたよ。サーキットの外で何があろうと、コースに出れば何も変わることはなかったし、お互いに懸命に競い合った。間違いなく、マークからは多くのことを学んだよ。彼の素晴らしい技術を学ぶことで、いいドライバーになれたし、それが、僕が彼のことを非常に優れたドライバーの1人だと思っている理由だよ」
