2014年シーズンにトロロッソからF1デビューが決まったダニール・クビアトはライバルたちを上回る実力でシートを手に入れたとトロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは主張している。
ダニエル・リカルド(トロロッソ)のレッドブル昇格を受けてできた空席を埋めるのはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタだと見られていたが、デビューを決めたのはロシア出身のクビアトだった。
GP3とF3で走っているクビアトが、経験も年齢も上のダ・コスタやカルロス・サインツJr.を抑えてシートをものにした理由はクビアトのもつスポンサーだと見る向きもある。
さらに、2014年にF1ロシアGPが初開催されることも、クビアトに有利に働いたかもしれない。
しかし、ダ・コスタやサインツJr.ではなくクビアトを起用した理由を聞かれたトストは、『Speedweek(スピードウィーク)』に「結果だよ」と話した、次のように続けた。
「クビアトはFIAのヨーロッパF3選手権でも、GP3でも印象に残る走りをしていた」
「ダ・コスタは安定性に欠けていた。また、彼はルノー3.5シリーズを3位で終えてしまったんだ」
「一方、クビアトは、現時点ではGP3で2位だが、トップ(ファク・レガリア)とのポイント差はわずか7ポイントで、チャンピオン争いをしている」
「サインツJr.は、66ポイントで9位に甘んじている状況だ」