マクラーレンのジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスが、韓国インターナショナル・サーキットで行われるF1第14戦韓国GP(10月6日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ジェンソン・バトン
「僕に冷たいサーキットがF1カレンダーにあるとしたら、それは韓国のサーキットだね。2010年は厳しいレースを強いられて、2011年は普通のレースだった。そして去年はレースを走ることすらほとんどできなかった。1周目で誰かに当てられてレースが終わってしまったんだよ」
「がっくり肩を落とすのは簡単だけど、実際はその逆なんだ。来週はいつも以上に流れを変えてやろうという気持ちで韓国に向かうよ。クルマの力を限界まで引き出して良い結果をつかんでみせる。シンガポールでは実りの多い週末を過ごせたと思うんだ。エンジニアも戦略担当もメカニックたちも、みんながクルマの力を引き出してくれた。現実的に、あれ以上の結果は望めないだろう。だから、それが来週末の目標になるね」
「韓国GPで2戦連続レースが3連続するシーズン終盤レースの幕が開く。選手権での順位を確固たるものにするのがすごく大事だね。だから韓国と日本でしっかりポイントをとることが重要だ。この週末は全力を尽くすよ」
■セルジオ・ペレス
「韓国インターナショナル・サーキットは面白いところだよね。目立つ特徴は2つあって、いくつかある厳しいブレーキングゾーン、そして、長い直線が3つあること。最終セクションは高速と中高速のコーナーが続く曲がりくねったセクションだ」
「テクニカルなコースで、全力を尽くすこと以上に正確性が報われるね。だから、クルマをコースに合わせることが目標になる。うまくできればピタリとハマる。バランスのいいクルマで走れれば、タイムを大きく削れるからね」
「それから、ターン1からターン3にかけてのオーバーテイクポイントでうまく動けるクルマに仕上げることも大事だね。つまり、セットアップに折り合いをつけることが必要だってことだ。くねくねした区間を走るときはオーバーテイクが難しくなるようなセットアップだから、うまくやることが大事なんだ」
「韓国GPは厳しいレースになる。厳しいレースとは思われていないだろうけど、ミスをせずにうまくやることがここでは一番意味があることなんだ」