メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、最近問題となっているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に対するファンからのブーイングについて、ラウダ自身もF1での成功を積み重ねてゆく過程でブーイングを受けていたものだと語った。
「1977年のホッケンハイムではものすごいブーイングを受けたよ。なぜなら、ファンはその1年前に私が起こした事故のせいで、私のことをニュルブルクリンクの墓堀り人だと見ていたんだ」
「たとえ私がそれ(ニュルブルクリンクでの結末)に対して何もできなかったにせよ、ファンたちは憤っていたよ」
しかし、ラウダは、人々はそうしたことをすぐに忘れてしまうものだと次のように締めくくった。
「そして、私はそのレースでフェラーリに優勝をもたらした。するとそれまでブーイングをしていた人たちが同じように大きな声で声援をおくってくれたよ」